9/11~132泊3日、埼玉県越谷からはるばる鬼無里・戸隠へと訪れた男子中学生4人を「ふるさとふれあい体験」農家民泊先として受け入れを行いました。今回は鬼無里が中心となり300名以上の生徒さん達が来ることになったとのこと、普段は静かな中山間地に活気ある若いエネルギーが流れたように思います。同地区の方々も「子供の元気な声が沢山聞こえるのは久しぶり!」と喜んでいらっしゃいました。

今年は熊本の地震の影響で田舎の受け入れ先が減少し、長野が例年よりも多かったそうです。ですので、農家民泊の実行委員と事務局の方々の裏方の仕事は相当お忙しかったとお聞きしました。子供達が来るとあって、細やかな部分まで留意・配慮が必要でしょうし、宿泊中は気も休まらなかったと思います。お疲れ様でございました。

さて、私のもとにやってきてくれた4人は空手・ボクシング、サッカー、柔道に精を出す体育会系の元気一杯の男子生徒。中学生とはいえ、受け入れ側として気を遣う場面も多かったですが、エネルギーの高さはさすが!で、一緒に過ごしていると楽しく、本当に良い勉強となりました。

何と言っても一番驚いたのは彼らの感性の良さ・高さです。戸隠という場所の事前情報はほとんど無かったようですが、到着と同時に「パワースポットに行きたい!」と満場一致のリクエストがあり、一日目は予定を変更して、戸隠の大自然を存分に体感できるプチツアーを決行しました。

戸隠の大自然と言えば、戸隠山そのものの姿、鏡池、奥社参道(巨大な杉並木)~奥社・九頭龍社参拝ルートが素晴らしいので、ここに連れていってあげることにしました。

私の住む地区から宝光社エリアに抜ける地元住民以外はほとんど通らない山道からの戸隠山の眺めは絶景で、ここに到着すると全員が「こんな景色は見たことがない!」と感動してくれ、4人でヤッホーを全力で行っていました。

「木が背が高い」「空気が美味しい」「岩肌がすごい」「雲が近い。動きが早い」と感性豊かな言葉が沢山出ており、戸隠を好きになって移住した私としても嬉しかったです。


戸隠山が一望できる山道からの眺めは私も特に好きで中学生も感動してくれました。

鏡池から奥社参道に至るまでの遊歩道の途中に山々からの伏流水が流れる場所があります。ここでブレイクタイムをかねて腰をおろして、新鮮な水を飲んでみたら?と提案してみると、案外抵抗感もなく、ゴクゴクとみんな飲んでくれました。山の岩石を通り、自然が作った水路を長い時間をかけて通ってきた水、口当たりは意外なほど甘くまろやかで美味しく、新鮮さは市販のボトルウォーターの比ではありません。その良さも感じてくれたようでした。







1日目は戸隠案内で終わってしまいましたが、満足してくれている様子でした。

夕食は全員に料理・配膳も手伝ってもらいました。食事は田舎ならではのムードを出せるように新鮮野菜をたくさん使ったグリーンカレーを食べてもらいました(でも彼らにはインドカレーは辛すぎたよう)。



2日目は農業体験として、秋・冬野菜の白菜・キャベツ・水菜の植付けを行うこととし、除草作業→畝づくり→苗の定植と一連の動きを体感してもらいました。農作業は初めてで、クワやカマを使ったことはほとんど無いようでしたが、さすが体育会系、除草作業のスピードは早く、瞬く間に畑を綺麗にしてくれました。正直、ここ最近は地域での活動も忙しく畑の手入れが思うように出来ていなかったので、とても助かりました。



丁寧に植え付けをし、自然農法でのやり方を活かし苗の周囲には草マルチを施しました。微生物の働きで草が分解されて土に養分となって戻ることを中学生に伝えると興味深く聞いてくれました。

お昼はせっかく信州に来てくれたので郷土食おやき作りを行いました!
先日ブログでご紹介させていただいた同地区の方から教わったおやき作りが大変役立ちました。




全員が料理も一生懸命取り組んでくれました!





農作業の後ともあって、すぐにおやきを残らず完食してくれました。

2日目の後半は周囲10m・樹高30mはあろうかという巨大な杉の木と巨石が鎮座する岩窟観音という観光客も訪れることが少ない穴場スポットや北アルプスを一望できる大望峠、そして私の住む地区の見晴らしの丘に行き、様子を見にお越しになられた引率の先生方と生徒のみんなと記念撮影をしました。





嬉しかったのは、ご近所の皆さんも農家民泊の受け入れを好意的に思ってくださり、時折様子を見にきてくれ、畑で取れたてのスイカやキュウリ、レタスを差し入れてくださいました。お蔭様で食卓がより豊かになりました。



楽しい時間はあっという間に過ぎ、気づけばお別れ会の時間、年齢は違っても同じ感性を持ち、同じ場所で感動を共有できた彼らとのお別れは、やはり寂しいものがありました。が、今回の感動・経験を少しでも今後の活動・進路に役立たせてくれればと思います。

受け入れは初めてのことで、事前準備から2泊3日の間は大変なことも幾つかありましたが、本当に良い経験であり、田舎暮らし・農業の素晴らしさを再認識できる機会ともなりました。今後も定期的に受け入れを行っていこうかと考えておりますので、次回に活かしたいと思います。

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移住後してからずっと気になっていた信州郷土食「おやき」をついに先日作ることができました!

教えてくださったのは戸隠の同じ地区に住むYさん、地区内での生活でもいつもお世話になっている方です^^ 今回はおやき作りの先生としてご登場です。

信州にIターン(移住)を考えていらっしゃる方や田舎暮らしに憧れをお持ちの方で、私と同じようにおやき作りが気になっている方は結構いらっしゃるのではないでしょうか^^

予想通り作る工程も楽しかったですし、何と言っても自宅で1時間程度で美味しく簡単に作れてしまうので食のレパートリーとしても重宝しそうです。

でも作り方はシンプルでありながらも、美味しさのためのコツが随所に見られました。まさに長年のワザですね~^^

まずは、地粉おやきミックス(専用の粉)を大き目のボールに入れて、お湯で混ぜていきます。水で混ぜる方も多いようですが、お湯の方が混ざりやすく、生地がモチモチしやすいそうです。







ある程度混ざってきたら、今後は手でパンをこねるように体重をかけながら、折りたたむようにしてこねていきます。



こんな感じになったらひとまず生地の仕込みは完成!モチモチ感がとっても良い感じ^^

30分ほど寝かせてモチモチ感をアップさせます。乾燥防止にラップをかけるとなお良いそう。



この間におやきの中の具材を準備します。

今回は今が旬の夏野菜「茄子」「モロッコインゲン」を使います。

1cm弱くらいの大きさでそれぞれカットします。







次に鍋に火をかけ、オイルと塩を加え、炒めます。
数分したら、味噌も加え、少し味を濃い目にしていきます。



具材の調理ができたら、いよいよ寝かせておいた生地に包んでいきます。

ピンポン玉大くらいに丸めた生地を手のひらの上で回転させながら少しずつ薄くのばしていきます。

ここで大切なポイントは生地は具材を包んでも破れない程度の薄さにして、具材もできる限りたっぷりと包むことです。




(この写真は私が作っている最中のものですが、これは生地が厚すぎます(具材も少ないし、、、苦笑)。もっと薄い方が良いのですが、Y先生の写真を取り損ねてしまい、ご了承くださいませ^^;)



そうしたら、今後は蒸し作業に移ります。蒸し器に水で湿らせた蒸し布を敷いて、おやきを丁寧にしきつめていきます。

おやきの閉じ目を通常は下向きにして並べますが、少し破れてしまった場合は上向きに置いても良いです。



蒸すこと約15分。この間は歓談の時間、昔は冬場にいろりを囲んで賑やかに作っていたことでしょう。日本の良き原風景がおもい浮かびます^^

ついに完成です!!



いかがでしょうか~できたてホヤホヤの写真です^^ 美味しさが伝わると良いのですが~。



ウマい!です。

ちなみにこれは春先に作って冷凍保存をされていたという貴重なふき味噌のおやきです^^



解凍して一緒にいただきました。これも本当に美味しかった~!

以上、おやき作りの体験談のご報告でした^^

Y先生本当にありがとうございました!

ちなみにクックパッドを調べたら様々なおやきづくりが掲載されていました。ご参考までに。
おやき×信州のレシピについて

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プロフィール
水谷翔(地域おこし協力隊 戸隠地区)
水谷翔(地域おこし協力隊 戸隠地区)
三重県桑名市生まれ。
2016年5月、長野北部・戸隠に移住し農業に取り組んでいます。
戸隠は3つの巨大な活断層に囲まれたフォッサマグナ地帯であり、火山灰土+海底隆起の肥沃な土壌が魅力的です。
無農薬・有機栽培・標高850m。
高原花豆・果菜類に力を入れています。

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